キャプテンサンダーボルト
ゴシキヌマの水をよこせ―突如として謎の外国人テロリストに狙われることになった相葉時之は、逃げ込んだ映画館で旧友・井ノ原悠と再会。小学校時代の悪友コンビの決死の逃亡が始まる。破壊をまき散らしながら追ってくる敵が狙う水の正体は。話題の一気読みエンタメ大作、遂に文庫化。本編開始一時間前を描く掌編も収録!
(Bookデータベースより引用)
タイトル:キャプテンサンダーボルト(上下)
さて、今回感想を書くのは文春文庫から出版されている合作小説です。
文庫版の帯には「問答無用の徹夜エンタメ、降臨。」と書かれています。
どんな話かというと、金に困っている相葉という人物がちょっとした手違いで大金をつかめるかもしれない事件に関わりを持ってしまう。
そして自分でどんどん首を突っ込んでいき、小学生時代の友人井ノ原と再会してその井ノ原も巻き込んでいく・・・・ってストーリーです。
この大金をつかめるかもしれないのが、「ゴシキヌマの水」です。
本編では「ゴシキヌマの水」「村上病」「東京大空襲」この辺りがキーワードになります。
読んでいて、疫病の「村上病」とこの村上病に迫る=ゴシキヌマの水にも迫っていくストーリー構成がグイグイ物語に引き込んでいきます。
しかし、個人的には登場人物にあまり魅力を感じなかった事やもう少し色々なところで(あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので書けません・・・)ほかの見せ方できたんじゃないかと思いました。
登場人物の感情の動き方が現実から乖離しすぎだったと感じています。
しかし、読み始めると止めることができない構成は圧巻ですので是非読んでみてください!
今ならどこの本屋でも平積みしてありますよ!!
がわ